11月頃話題になりました女子アナウンサーの内定取消し問題が、和解により決着した模様です。
1月9日の日経朝刊から抜粋します。

アナ内定訴訟、和解成立 日テレに４月入社へ

ここから

日本テレビのアナウンサー採用が内定した後、東京・銀座のクラブでのアルバイト経験を理由に内定を取り消されたとして大学４年のSさん（22）が地位確認を求めた訴訟は８日、東京地裁で和解が成立した。
日テレがSさんを「アナウンス部に配属予定の内定者」に戻すとの内容で、４月に入社する。

日本テレビ広報・ＩＲ部は「和解勧告を受け入れることが最善と判断した。今後は和解内容を誠実に履行していく」とコメントした。
同社関係者は「Sさんの将来を考えて、なるべく早めに解決できればと考えた」と話している。

ここまで
お断り：氏名はイニシャルとしました。

この件に関しましては、11月17日のエントリーで綴りました。

裁判所の判決というわけではなく、和解の勧告を受けているということです。
よって、裁判所による「この程度だと内定取り消しにはならないよ」というメッセージと受け取っても良いと思います。

日本における雇用社会は、転職が多くなってきたとはいえ、終身雇用制が色濃く残っています。
ですから、新卒でこれから入社しようという人に関しては保護の度合いが強いわけですね。

企業実務としては、内定取消しはなかなかできないということを学んでおきましょう。