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給料が上がっても、物価に追いつかなければ、実質は目減り…。
2月8日の日経夕刊から抜粋します。
実質賃金0.9%減 賃上げ、物価に追いつかず 昨年
ここから
厚生労働省が8日発表した2015年の毎月勤労統計調査(速報値)によると、物価変動の影響を除いた2015年通年の実質賃金は前年から0.9%減少した。マイナスは4年連続となる。
名目賃金にあたる現金給与総額は0.1%増で2年連続のプラスだった。
賃金の上昇が物価上昇のペースに追いついていない。
ここまで
全体の名目賃金は0.1%伸びましたが、伸び悩みの原因は「賃金水準の低いパート労働者が増えたため」だそうです。
この統計は、正社員からパートからすべて含めた数字ですから、パート労働者が増えると必然的に伸びは小さくなります。
では、正社員だけを見るとどうでしょうか?
正社員だけの実質賃金でも前年に比べ0.6%減ったそうで、名目賃金では0.4%増にとどまったとのこと。
全体統計の実質賃金0.9%減、名目賃金0.1%増よりは、正社員の統計値はまだマシですが、賃金の伸びが物価の伸びに食われているという構図は今後の課題だと思います。
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