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労災申請上の精神疾患は平均39歳で発症

メンタルヘルスのお話しです。
1月24日の日経夕刊から抜粋します。

 

 

精神疾患、平均39歳で発症

 


ここから

 

過労死はもはや中高年男性だけの問題ではない。30~40歳前後の比較的若い世代が男女問わず心身の不調に陥るのが目立ち、原因も変化している。

 

厚生労働省の調査では、脳・心臓疾患の労災請求件数は10年間、年700~900件だが、うつ病など精神障害の請求件数は2009年度に1000件を超え、増加傾向にある。

 

労災認定事業の調査(10年1月~15年3月)によると、精神障害での認定は2000人で男女比は7対3。

 

精神障害の平均発症年齢は39歳と、脳・心臓より約10歳若い。

 

ここまで

 


長時間などで疲れがたまり、脳や心臓の病気が発症する平均年齢が、記事から逆算すると49歳程度。

 

それに対して、精神疾患が発症するのが平均39歳だそうです。

 

あくまでも、労災保険申請上のものですから、実際の医学的なものとは少し異なるかもしれません。

 

 

40歳頃と言いますと、会社規模にもよりますが中間管理職として脂の乗り切っている頃。
仕事の量は多く、質も高く(会社の求める要求も高く)、大変なのでしょう。

 

 

記事はこのように続きます。識者のお話しです…

 

ここから

 

「若い人の場合、数カ月で事態が悪化する例が少なくない」「仕事がつらいと訴える若者に「『石の上にも三年』と言っている場合ではない」

 

「豊かな時代に育った世代は、想定外の事態に直面した時の対応力や判断力を十分に養えていない面がある」「耐えがたい職場から離れることも含め臨機応変に行動する力をつけてほしい」

 

ここまで

 

 

若い社員であれば、その上司の中間管理職がみていてくれるでしょう。


ですが、40歳ぐらいの中間管理職であれば、「ヤバい」と自分で気付く必要があるのかもしません…。

よく考えますと、それに気づくことができないのが精神疾患なのかもしれません。 

 

自分で気付くことができたならば、「勇気ある撤退」もときには必要なんだろうと思います。