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男性は育休取得に忖度

今年は、「忖度」という言葉がはやりました。もしや、流行語大賞を獲得?
この忖度をすることで、男性の育休取得が進んでいないのでは?
9月20日の日経夕刊から抜粋します。

 

 

男性育休進まず 勝手な「忖度」原因 九州大が心理現象調査

 


ここから

 

男性の育児休業取得が進まない要因の一つに、「自分は育休を肯定するが、周囲は否定的に違いない」と誤って忖度(そんたく)してしまう「多元的無知」と呼ばれる心理現象があるとの調査結果を九州大の研究チームがまとめた。

 

チームは昨年4月、勤務先に育休制度がある20~40代の日本人男性に、インターネット上でアンケートを実施した。育休への自身の評価と、他者が育休をどう評価していると思うか聞き、実際に取る意思があるか質問。

 

育休に肯定的なのは221人。その中で「他者は育休に悪いイメージを持っている」と捉える多元的無知を示した人は118人。残る103人は「他者も肯定しているはず」と考えた。

 

ここまで

 


男性が育休を取得することは、法律(育児・介護休業法)で認められています。

昔は、奥さんが育休を取得すると夫は育休を取得できませんでしたが、いまは奥さんが育休を取得していても、夫は取得できます。

 

一般的には、育休取得中は無給でしょう。
それを補填するために、要件を満たせば、雇用保険から一定の保障があります(育児休業給付)。

 

政府は男性の育休取得を推奨していますし、それにかかわる助成金もあるぐらいです。

 

 

だけれども、男性は育休をなかなか取りずらい…。
上司を含めた周りから、あまりよく見られない…だから、取得しない方がいい…そんな忖度があるのですね。