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9月は求人倍率が上昇

雇用統計のお話しです。

10月29日の日経夕刊からご紹介します。

 

 

求人倍率1.16倍に上昇 9月、失業率は横ばい2.8%

 

 

ここから

 

厚生労働省が29日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.16倍となり、前月を0.02ポイント上回った。上昇は2カ月ぶり。人手不足の製造業や建設業などで新たな働き手を求める動きが出た。総務省が同日発表した9月の完全失業率(同)は2.8%で前月から横ばいだった。

 

有効求人倍率は仕事を探す人1人に対し、何件の求人があるか示す。9月の有効求人数が前月に比べ0.9%増えた一方、有効求職者数は0.2%減ったため、倍率が上がった。

 

新規求人(原数値)は前年同月比6.6%増加した。産業別では製造業が32.4%増、建設業が5.7%増だった。新型コロナウイルスの影響で時短営業などを強いられた宿泊・飲食サービス業は7.5%減少した。

 

完全失業者数は192万人で、前年同月比18万人減少した。減少は3カ月連続となる。

 

ここまで

 

 

製造業や建設業で求人が増えているそうです。

と言いながら、この記事の右上に掲載されていた記事の見出しは、「鉱工業生産5.4%低下 9月 車の大幅減産響く」でした。

製造業の生産は下がりながらも、求人は増えている…。

 

 

日曜日の朝刊では、「企業、業績回復で格差 3割上振れ 1割下振れ」という見出しの記事があり、上振れは電機や機械といった業種に多いそうです。

決算では、一部の製造業は好調のようです。

 

 

大手の製造業では、半導体などの供給体制が滞っているため、モノを製造したくても製造できない状態にあります。

それと、東南アジアなどの工場では、コロナのため稼働力が落ちているそうです。

 

 

半導体などの供給体制が戻り、発展途上国におけるコロナがある程度収まると、製造業はさらに好転しそうですね。

それを先取りして、稼働体制を整えるために求人が増えているのでしょうか。

上記の統計や動きには、タイムラグもあるでしょうし…。

 

 

何はともあれ、働く場所があることは良いことです。